X線を検査品に照射して、その透過量を測定することで異物を検出します。X線検査機では、低エネルギーから高エネルギーまでのX線が発生しており、デュアルエナジーセンサーは高エネルギーでの透過画像、低エネルギーでの透過画像を同時に撮影します。この2枚の画像を比較して、異物を物性の違いから検出します。金属検出機では検出が難しい石、ガラス、骨、樹脂などが検出でき、従来のX線検査機で異物の判断が困難であった重なりや凹凸のある表面をもった食品でも高精度に異物を検出できます。
金属の検出に特化した機械で、検査品が金属検出機を通過するときの電磁波の変化を検知して、金属の有無を検査します。鉄などの磁性を持つ金属と、磁性を持たないステンレスなどの非磁性金属の両方を検出できます。